お知らせ № 2011
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お知らせ

暖炉が、家を家にする。
薪ストーブの煙突、なぜ「有効高さ」が燃焼を左右するのか
2026-07-07

薪ストーブの煙突、なぜ「有効高さ」が燃焼を左右するのか

ある冬の現場調査で、煙が室内に逆流するという苦情を受けた住宅を訪ねたとき、真っ先に目に入ったのは屋根から突き出た煙突の、あまりにも短い姿だった。施主は「薪が悪いのでは」と疑っていたが、問題は燃料でも炉でもなかった。煙突の設計そのものが、燃焼を成立させるドラフト圧を生み出せていなかったのだ。日本では薪ストーブの設置件数が2010年代以降に急増し、国土交通省の住宅着工統計でも暖房器具の多様化が確認されているが、煙突設計に関する施主向けの情報は依然として断片的だ。この記事では、実際の施工計測データをもとに、有効高さとドラフトの関係を順を追って整理する。

薪ストーブで料理するために知っておきたい炉体選びの基準
2026-03-29

薪ストーブで料理するために知っておきたい炉体選びの基準

薪ストーブを買った後で「料理がしにくい」と気づく人は少なくありません。最もよくある失敗は、暖房性能だけを見て炉体を選び、天板が調理に使えない温度帯にしか達しないことです。暖房効率と調理適性は必ずしも一致せず、設計の違いが実際の台所作業に大きく影響します。このレポートでは、天板表面温度・炉内容積・灰受けの構造という三つの指標を軸に、料理用途を前提とした薪ストーブ選びの基準を具体的に整理します。実際の調理例も交えながら、カタログ数値の読み方を掘り下げています。

含水率20%以下の薪を見分ける方法と、乾燥保管のコツ
2025-06-19

含水率20%以下の薪を見分ける方法と、乾燥保管のコツ

あなたの薪は本当に「乾いている」と言えるでしょうか。焚き付けてすぐに煙が白く立ち上り、火力が安定しないなら、それは薪の含水率が高すぎるサインかもしれません。日本の暖炉・薪ストーブ市場では「乾燥薪」と表示されながら含水率が30〜40%に達する製品が流通することも珍しくなく、購入者が実測する手段を持たなければ判断のしようがありません。含水率20%以下を達成するためには、測り方と保管の両方を正しく理解する必要があります。この記事では、含水率計を使った具体的な測定手順と、乾燥を科学的に後押しする保管条件を順番に説明します。

リノベーション住宅に薪ストーブを入れるとき、最初に確認すべき3つのこと
2025-05-10

リノベーション住宅に薪ストーブを入れるとき、最初に確認すべき3つのこと

築40年の木造住宅をリノベーションし、念願の薪ストーブを入れようとして、工事直前に「床が抜けるかもしれない」と指摘された施主の話は、業界ではめずらしくない。薪ストーブそのものの重量は本体だけで150〜300kgに達することがあり、炉台や蓄熱材を加えると床への集中荷重は住宅の設計想定をあっさり超える。日本の建築基準法施行令第85条は積載荷重の基準を定めているが、昭和40〜50年代に建てられた在来軸組工法の住宅は、その基準が現在の解釈と必ずしも一致しない時代の産物だ。煙突の経路や構造材との距離、断熱材の種類など、事前に把握しておかなければ後戻りできない判断が3つある。この記事では、その3点を順番に整理する。

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